2008年09月22日

FXの教科書

この本は元三菱信託銀行の為替ディーラーの松田哲さんが書きました。

この本は3部構成になっていて、

1部が為替ディーラー小説、
2部では売買戦略の構築や「未来予想」の方法、
3部では2008年に取るべき「具体的な売買戦略」、

となっていました。


1部の小説は実際の為替ディーラーの売買の様子をドラマチックに描きながら為替用語が理解できるように工夫されていました。ディーリングルームのイメージがわいて面白かったです。


2部の売買戦略は、チャートを元にした売買の方法が具体的に書かれていました。個人的には下落トレンドと上昇トレンドで売買戦略を変える、という考え方が納得できるところがありました。

また、難しい相場は避け、誰でも勝てるような上昇トレンドを探すことが重要とのことでした。現在の為替相場は下落トレンドのものが多いですが、通貨ペアによっては上昇トレンドのものもあります。上昇トレンドのものだけやるというのも戦略としてありかなと思いました。


3部では2008年の為替相場で取るべき戦略が書かれていました。2008円はドル円でのドル売りをメインにするといいとのことでした。つまり、「上がったら売る」のがいいそうです。

この本は今年の2月に発売されたのですが、その後の相場予想がピッタリあたっていてビックリしました。ドル円は100円を割れたら95円で反発するとあり、まさに3月にそのとおりになっていました。著者によると、いったん反発して90円を割れる可能性も十分あるとのことでした。


まだまだ学ぶところは多いなと思うこの頃です。





書名  :FXの教科書
著者  :松田 哲
出版社 :扶桑社
読む目的:トレードのレベルを上げる。
ページ数:241
所要期間:1日

『心に響いた言葉/文面は本文より引用・編集』
・外国為替取引とは未来の為替レートの値動きを当てることです。
・トータルで投資金額を上回る利益を上げる。
・人間は勝つといい気になり、負けると意地になる生き物です。
・上昇トレンドの時は「買い」、下落トレンドの時は「売り」が基本。
・1分、5分といった短時間で起こる値動きというのは、大口投資家の売買動向で、いくらでも、どうにでも作られてしまうのです。
・1時間足くらいになると、為替相場全体の動向がチャートに織り込まれてくるかと思います。
・「大きな流れ」を高みに立って眺めるには、月足10年チャートが最適であることがわかるでしょう。
・「一度決めた判断をくるくる変えるのは潔くない」などと言っていては、儲かりません。
・チャートによるトレンド判断は、「誰でも知っている」からこそ、みんながその判断をもとに売買するので、”当たりやすく”なるのです。
・チャートポイントは、破られるまでは守られると判断するのがセオリーですよ。
・投資とは、「答えが誰にもわからないもの」に対して自分なりの「現状把握」と、それに基づく「未来予想」を立てることです。
・上昇はゆっくり、じわじわ。下落は急激に、ストン。
・下落トレンドの売買戦略は上昇トレンドと違う。
・簡単な相場を探すことが勝つ近道。
・「急激な下げ」がないのが上昇トレンド、下げた時の「下げ幅」がとても大きいのが下降トレンドです。
・通常、オプション取引は、機関投資家がストップロス・オーダーの代わりにするものです。
・オプションの設定価格というのは、通常、キリのいい価格帯のゴマル上や下、つまり110円50銭や109円50銭といったところに集中します。
・人間というのは、物事が「変化しない」ことを前提に動くことが多いものです。
・インフレ率というのは、極論すれば、「その国の通貨が紙くずになりやすい度合い」です。
・勝つことが目的なのですから、難しい相場はなるべく避けた方が無難です。
・今後も月足チャートに下落トレンドのレジスタンス・ラインを引いてその近辺に達したら売る、つまり「上がったら売る」という基本戦略が有効です。
・高値追いの買いですから、高値づかみが怖いので、なるべくロスカットのポイントを買値に近づけて損失を限定した取引を心がけることが重要になってきます。
・為替相場というのは、株とは違って上がりっぱなし、下がりっぱなしということはなかなかなく、長期的に見れば各国の通貨が行ったり来たり綱引きをしているような状態です。
・チャートの動きを先読みしたり、後追いするのではなく、値動きに忠実に「勝ち」「負け」のリターン:リスク比が高い場所で売買することが、勝率のアップと究極の目標である「為替で儲ける」ことにつながってくるのでしょう。
・為替というのは、動く時はとてつもなく大きく動く。
・円が100円を割りこんだら、次に意識されるのは、95円という13年前の「高値の壁」になるでしょう。
・介入とお化けは出てから考えればいい。
・「ドル安」という世界規模で起こっている巨大な潮流を日本政府が単独で食い止めることは事実上、不可能でしょう。
・年10%、15%も金利を払わないとお金を借りられない国、というのは、インフレが続き、貿易収支が赤字で、対外債務が膨大にあるようなくにです。
・非常に長期のスパンで見ると、世界はドル・ユーロ・人民元の3大基軸通貨体制になっていくでしょう。続きを読む


posted by アキちゃん at 21:24| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだFX本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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