2009年06月09日

タートル流投資の魔術

この本は、伝説のトレーダー集団「タートルズ」で最も優秀な成績を収めた、カーティス・フェイスさんが書きました。

『タートルプログラム』は、伝説の先物トレーダー、リチャード・デニスと、ウィリアム・エックハートが、『優秀なトレーダーを育てられるか』という賭けをして始まりました。

この本では、筆者がタートルになる過程や、トレーニングの様子を克明に記しています。また、タートルのトレーディングの考え方が詳細に記載されてます。

何回も読むべき本だと思います。今回は2回目でしたら、気づくところは多かったです。

≪前回読んだ時の記事≫
http://kigyo-obenkyo.seesaa.net/article/66487917.html

トレード初心者の方には難しいかもしれませんが、ある程度やっていて、さらに知識を深めたい方にはオススメします。




書名  :タートル流投資の魔術 
著者  :カーティス・フェイス
出版社 :徳間書店
読む目的:タートル流の管理方法をシステムに応用する
ページ数:326
所要期間:3日

『心に響いた言葉/文面は本文より引用・編集』
・タートルに共通して見られる特徴は、ゲーム理論とゲーム戦略の知識があること、および偶然が支配するゲームに大きく関わる確率論に造詣が深いことだ。
・なんらかの理由で売り手が時価で売るのをいやがり、もっと高くしか売らなくなったとしても、買い手にそれを払うつもりがあるなら価格は上昇する。
・人間の感情は、取引のチャンスが生まれる源であり、同時に人間の最大の敵でもある。感情を支配すれば成功する。感情を無視すれば危機におちいる。
・勝つトレーダーは、ほかのトレーダーの一貫して不合理な行動パターンを読み、それを出し抜くことで金儲けをする。
・研究によると、損失を出したときの心理的影響力は、どうやら儲けが出たときの2倍になるらしい。
・スイングトレーダーは、上下どちらか一方向への大幅な短期的価格変動を予想させるパターンを、値動きの中に読み取ろうとする。
・タートルはけっして、市場の動向を予測することをしない。そのかわり、市場がある特定の状態にあるという兆候を探す。
・彼らは科学的に、そして理性をもって市場にアプローチし、自分たちに成功をもたらした諸原理を深く理解していた。
・破産の確率で一番大事なのは、賭け金の額を大きくすると、破産の確率が急に増大することだ。
・勝つトレーダーと負けるトレーダーを分かつアプローチ法及び考え方の大きな差は、おそらく、タートルが取引に際して長い目で見て考えるよう訓練され、”エッジ(優位性)”のあるシステムをあたえられたことにある。
・損失はビジネス上の経費であって、取引上のミスや決断に誤りがあったことを示すものではない。
・損失期間のあとには必ず、良好な取引関係が続くと教わった。
・わたしたちの取引、および成功に秘密があるとすれば、それは、昔からよく知られた身近にある見解や概念を使って取引しても、成功するというものだ。
・リッチとビルに教わって、肝に銘じたことがある。一時的な下落に見舞われ、利益に逃げられても、じたばたせずにそれに耐えろということだ。
・市場がこれから上がり相場になるのか下がり相場になるのか、トレンドが止まるのは今なのか2か月後なのかはわからない。わかっているのは、トレンドは生まれるということ、そして人間の感情と認知のしかたが変わらない限り、値動きの特徴も変わらないということだ。
・取引におけるエッジとは、この先も繰り返し起こると見られる市場動向に基づいた、利用可能な統計上の強みのことだ。
・短期では大きなエッジを持つ参入シグナルでも、中期、長期では大きなエッジがないことがある。
・ある参入シグナルのあと、”最大のよい値動きの平均”が、”最大の悪い値動きの平均”を上回る(すなわち、平均MFEが平均MAEを上回る)値動きが起これば、それはその参入シグナルに正のエッジが存在することを意味している。
・参入がエッジを持つのは、使用したシステムに適合した時間枠だけなのだ。
・ごく短期では、通常、ブレイクアウトで執行した取引と同方向への値動きより、逆方向への値動きの方が多いことを意味する。
・取引上のエッジ(優位性)は、認知のゆがみが現実と市場認識をかい離させることで生まれる。
・トレンドフォロー派にとってエッジの源は、支持線、および抵抗線が突破されたときにトレーダーたちが示す、認知のしかたのギャップにある。
・支持線、抵抗線近辺の価格を、わたしは”不安定価格ライン”と呼んでいる。
・あいにくこのレベルのドローダウンなしには、研修生時代のわたしたちが稼ぎ出したような100パーセント以上のリターンは達成不可能だ。
・偉大なトレーダーが並みのトレーダーと一線を画す点のひとつは、ほかの人たちが飽きて捨ててしまう手法を固守して、それで成功をおさめることだ。
・リスクを取り過ぎてトレーディングをやめざるをえなくなる理由は、おもにふたつある。心理的限界を超えて長引くドローダウンと、取引口座をゼロにしてしまう価格ショックだ。
・トレンド崩壊の乱高下期には、ふだんは相互関連がないと思われた市場までもが連動してくる。
・ひとつの市場について、最高4ユニットまで。二つ目に、市場間に高い相互関係がある場合はグループごとに最高6ユニットまで。3つ目に、任意の方向に最高10ユニットまでとした。
・攻撃的にトレーディングを行っていれば、誰でも、空前の規模の災害発生時には元本をすべて失う可能性はずっと大きくなる。
・どれだけツールを持っているかではなく、それをいかに使いこなすかが問題なのだ。
・単純に。時の検証を受けた単純な手法は、じょうずに活用されれば、むずかしい込み入った手法に常に勝る。
・つまり、システムの全体的収益性はエッジを持つ参入にかかっている。
・ブレイクアウトが、タートル・プログラム以来数年の間に、いくぶん優位性を失ったことをうきぼりにしている。
・もしその逆指値に達するまでに相当量を買うことができれば、逆指値をヒットしたときにその契約を売り戻して、利益を得ることができる。
・取引結果は、ランダムな出来事だけで驚くほど大きく変わることがある。
・短期実績を見る時には、目にしているものの殆どが運に起因することを忘れないでほしい。
・バックテストの結果がシステムの優位性ではなくランダム効果のせいであることは、結構簡単に見破れる。
・正しく行えば、最適化は役に立つ。パラメーターを変化させた場合のパフォーマンス特性を理解しているほうが、それを知らないでいるよりいいに決まっているからだ。
・ひとつのパラメーターに関するパフォーマンス尺度の変化を調べると、システムの優位性ではなく、ランダム効果やオーバーフィッティングが大きく作用していることが明らかになる場合が多い。
・母集団のサンプルから引き出した推測の妥当性には、ふたつのおもな要因が影響を与える。ひとつはサンプルのサイズであり、もうひとつはサンプルが母集団全体をどの程度代表しているかである。
・代表となるはずのサンプルが母集団をどの程度反映しているか。
・過去のデータと根拠に乏しい理論に基づくテストや研究には不完全さがあることをビルが重視していた。
・優れた勾配の尺度は、すべての点から1本の線をもとめる単純な直線回帰だ。
・あるシステムについて新しい規則をテストする場合、その規則が結果に影響をあたえた回数を計測しなければならない。
・通常、優れた実績を示したシステムは、順調な期間のあと不調な期間に入る傾向がある。最適とはいえないパフォーマンス期間を経験する可能性のほうが高いのだ。
・わたしはテストと実地経験から、大きなトレンドの終期に生じる不調期間の長さと重大さが、ランダムな出来事から予測されるよりもはるかに不利であることにも気づいた。
・バックテストは将来何が起こりうるかを大まかに推測するものにすぎない。
・こういう場合には、データが不足しているのだから将来のことはわからないという事実を受け入れるのが一番だ。
・単純さを加えるには、特定の市況への依存を生む規則を最小限にすることだ。多様性を加えるには、互いに相関することのない、できるだけ多くの市場で取引することだ。また、さまざまな種類のシステムを同時に使って取引するのもよい。
・システムトレード法と、それにともなう限界への完全な理解、そしてトレーディングシステムの構築に使われるツールがそろえば、持続的に成功する可能性が高まる。
・指値注文を使うのは、単純に成り行き注文を出すのではなく、反発の下限で注文を出すためだ。
・パニックを起こさず、市場が取引を再開して安定するまでまってから注文を出すように忠告された。
・彼らはパニックにおちいって、成り行き注文を出す。すると間違いなく、それは最悪な時点での注文となり、往々にしてその日の最高値あるいは最安値という最悪の価格での取引に終わってしまうのだ。
・シグナルが同時に発信されたときには、わたしたちは常に、グループの中で最も強い市場を買い、最も弱い市場を空売りした。
・タートルの規則に従うことは、きわめてむずかしい。それらが、あまり頻繁には起こらない大きなトレンドの獲得に頼っているからだ。
・過去のことを悔むことをしない。未来を予測しない。現在における確率で考える。
・破産を回避して市場に参加し続け、システムのエッジにより長期的に利益をあげる。


posted by アキちゃん at 06:59| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだFX本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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